社員インタビュー|福祉未経験から新事業所の管理者に抜擢!子どもとの時間を大切にしながら新しいことに挑戦中

――2023年11月、商業施設うるまシティプラザ内に「就労移行ITスクールうるまシティプラザ」がオープンした。その事業所の管理者を務める金城未生李さんは、福祉未経験で管理者に抜擢されたという。「毎日がすごく新鮮」という金城さんに福祉業界に携わった感想を本音で話してもらった。

「これ以上、人と関われる仕事はない」福祉の仕事に挑戦!

――金城さんは福祉未経験で入社されたそうですね。それまではどんな仕事をしていたのですか?

ずっと接客業で、飲食店やケーキ屋さんに勤めていました。マネジメントもしていましたが、現場にも立ちながらだったのでおもにやるのは接客でした。

――そこからまったく違う福祉に転職しようと思ったきっかけがあれば教えてください。

一度体調を崩して入院したときに、医療職の皆さんにいろいろサポートしていただきました。そのときに「こうやってサポートする仕事って素敵だな」と思ったのが福祉に興味を持ったきっかけです。助けてもらったことがありがたかったし、私はすごく健康体なので誰かのためにサポートできたらいいなと思いました。

――接客業とはずいぶん違う業界ですが、ためらいはありませんでしたか?

私は人と接することがすごく好きで、10代のときからずっと接客業をやってきました。福祉は接客業とは違うかもしれないですけど、これ以上人と関われる仕事ってないのかなと思います。

――その頃は転職を検討されていたのですか?

はい。私は子どもが3人いるんですが、接客業ってシフト制で土日も出勤しないといけなくて。一番上の子が小学校に上がって友だちと出かけることが多くなったときに「子どもと過ごす時間って長くないんだな」と気づいて、土日休める仕事に転職しようと考え始めました。そのときに「それなら福祉の仕事をしよう!」と探して、ライフデザインに出会いました。

――最初にライフデザインの就労支援事業所を見学されたと聞きました。

応募する前に、就労支援B型事業所LIFEDESIGN MARKETING(以下、LDM)を見学させてもらいました。「福祉自体知らないので、職場見学させてもらいたいです」って電話して、ドキドキしながら見学に行きました。障害を持っている方との関わりって人生の中でほとんどなかったのでちょっと緊張しながら行ってみたら、イメージと全然違って、おしゃれなオフィスで利用者さんも暴れるとか全然なくて。こんな素敵な場所で、落ち着いた雰囲気の中でお仕事できるならすごくいいなと思いました。LDMはそのとき求人募集していなかったんですが、新しくオープンする事業所があると聞いて速攻応募しました!(笑)

SNSに動画制作…毎日初めてのことに挑戦中

――就労移行ITスクールのオープンまではLDMでお仕事していたそうですね。

約3カ月間LDMでお世話になりました。サポートするだけじゃなくて利用者様から学ぶこともあって、毎日がすごく新鮮でした。LDMもITスキルを活かして活動する事業所なんですが、利用者様もITに詳しくて逆に教えてもらうこともあって、サポートするというか一緒に仕事をする感じで、抱いていた就労支援のイメージといい意味で違っていました。

――そして、いきなり管理者に抜擢されたわけですね!

毎日って言っていいくらい初めてのことばかりです。オープンしたばかりなので書類作成なども多いし、運営のことも学ばないといけないんですが、今は特に利用者募集に取り組んでいます。利用者さんにどうやったら知ってもらえるかなというところで、SNSの運営に力を入れて動画をつくったりしています。スタッフと協力してYoutubeチャンネルも開設しました!

――ライフデザイン入社前に動画制作やSNSはやっていたんですか?

初めてです!(笑)難しいこともありますが、1年後、2年後に自分の力になっていくものだと思うのでパンクしない程度にがんばろうと思っています。

――管理者としてスタッフのマネジメント業務もありますよね。

1on1ミーティングをしたり、ミーティングのときじゃなくてもいろんな話を聞くようにしています。スタッフからいい案が出たら採用して運営していく感じです。本当に未経験なので手探りではあるんですが、接客業でのマネジメント経験も少しは活かせているのかなと思います。

――お子さんとの時間を大切にしたいというのが転職理由でしたが、実際に働いてみていかがですか?

たまに電話がかかってきて対応していたら30分くらい残業してたといったことはありますが、基本的には残業もなく定時退社しています。土日にちゃんと休めるので充実した週末を送っています。

利用者様とスタッフの笑顔も、売上も利益も、全部叶えていきたい

――ライフデザインは「福祉のスタンダードを変革する」というビジョンを掲げていますが、働いてみてどう感じていますか。

転職活動のときに福祉の求人をたくさん見ましたが、賃金が低かったり、残業が多かったり、ライフワークバランスが悪そうなところがいっぱいありました。そこについてはライフデザインは変革してきてるのかなと思います。髪色とかがわかりやすいんですけど、あまり奇抜な髪色はダメという事業所が多い中でライフデザインは「自由に、自分のスタイルでいってみよう!」というところもすごくいいと思っています。

――未経験から管理者になったわけですが、福祉の資格をとりたいといった目標はありますか?

本当は基礎的な介護職員初任者研修などを受けた方がいいのかなとも思いますが、今一番必要なものは何かなと考えたときに運営に関する数字の勉強なのかなと思います。飲食店でも売上や人件費、利益といったことを取り扱っていたので、そんなことも考えながら福祉的な取り組みと両立できたらいいなと思っています。

――まずは運営を軌道に乗せるところからですね。

まず利用者さんがいないことにはどうしようもないので、利用者さんが増えるようにいろんな面で目に留まるような策を練って、やれることはどんどんを試していきたいです。今はまだ毎日がいっぱいいっぱいなんですが、この状況にも慣れてくると思うので、すごくありきたりですが、利用者さんだけじゃなくてスタッフも笑顔があふれるような職場にできたらいいなと思います。

――将来の夢を教えてください!

やっぱり接客業が好きで料理も好きなので、いつか自分で飲食店とかカフェとかやってみたいなと思っています。今は福祉の勉強を始めたばかりなので、これからすごくいいなと感じることがあったら、もしかしたら自分でやりたい気持ちが出てくることもあるのかなと思い始めたところです!

インタビューに先立つアンケートで、ライフデザイン入社理由を「無資格・未経験でも安心して福祉業界に飛び込むことができる」と回答してくれた金城さん。ご本人とお話すると、実際に無資格・未経験で活躍できる道があることがよくわかった。スタッフとの協力関係から利用者増、売上・利益まで、管理者として目を配るべきところにしっかりと目を配っている姿からは、会社が金城さんに期待して抜擢した理由が伝わってくる。ゼロからのスタートはたいへんだが、得がたい経験にもなるはずだ。事業所が軌道に乗った頃にぜひまたお話を聞いてみたい。

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