社員インタビュー|働く場所で気持ちも行動も変わると実感!まはろに入社して気持ちが変わった、生活が変わった

――児童デイサービスまはろで言語聴覚士として活躍する松田みるくさんは病院からの転職組。松田さんによると、言語聴覚士が病院から児童デイサービスに転職してくるのはめずらしいことだという。「でも、私は転職してよかったです。気持ちが変わったし、生活も変わりました」という松田さんに、まはろでの日常を尋ねた。

おじいちゃんの脳梗塞がきっかけで言語聴覚士を目指した

――松田さんは専門学校で言語聴覚士の資格を取得したそうですね。どうして言語聴覚士を目指そうと思ったのですか?

おじいちゃんの病気がきっかけでした。おじいちゃんが脳梗塞になって言語に支障が出てしまったんです。そのときに「なにか言葉のトレーニングができないかな」と思って調べたら言語聴覚士というお仕事があって、それで言語聴覚士を目指そうと決めました。

――おじいちゃんのためだったんですね。

はい。でも、おじいちゃんは病院の言語聴覚士さんのおかげで話せるようになりました(笑)私は目的がなくなってしまって、いったん夢を見失いました(爆)

 

――おじいちゃんにとってはよかったけど・・・ですね(笑)でも、そこからまた言語聴覚士を目指したんですね?

専門学校で病院に2週間実習に行く機会があって、そこで患者さんから「あなたのリハビリのおかげでよくなった」と言っていただきました。その言葉でもう一度この仕事がやりたいと思うようになりました。

――専門学校卒業後はまず病院に就職されたそうですね。

病院の言語聴覚士の仕事はとてもやりがいがりました。ただちょうどコロナの時期で、医療関係者は気軽に出かけられなくなってしまいました。趣味の旅行にも行けないし、遊べないし、仕事は楽しいけどプライベートがないのが辛くなってきて「いったんほかの仕事も見てみようかな」と思うようになりました。その頃に転職エージェントの方からまはろを紹介してもらいました。

朝夕に勉強・筋トレ・ランニング!自分の時間がたくさんある生活

――どんな仕事を探していたんですか?

小児の分野をやってみたいというのが大きな条件でした。だから小学生のリハビリができるところ。あとは給料が手取りで20万円以上、年末年始が休み、ゴールデンウイークが休み、ボーナスが出るといった条件でした(笑)

――その条件にまはろが合致したんですね?

ぴったりでした!医療専門職の中では児童デイって給料が低いイメージがあるんですが、まはろはしっかり給料があって「こんな児童デイがあるんだ」と最初に思いました。あとはインスタやホームページを見るとスタッフと子どもたちの笑顔があふれる職場という感じで、ここで働きたいと思いました。

――実際に働いてみていかがですか?

いい意味でギャップがありません。写真で見た通り仲がいい職場で、仕事もプライベートも充実していて、お給料もまあまああります!

――病院にいたときとは違いますか?

180度違います。コロナ禍の病院は人と食事をするのもダメ、旅行もダメ、外食もダメ。お昼ごはんを食べるときもいつも一人でした。転職してみて、病院にいたときは無意識にいろんなことを我慢してたんだなと気づきました。当時は本当に苦しかった。今は気持ちが全然違います。

――生活面で違いはありますか?

生活もだいぶ変わりました。病院にいたときは家から出たらダメだったので、仕事の時間以外はずっと家の中にいました。今は10:00出勤なので、朝6:00に起きて英語の勉強をして、筋トレとランニングをしてから出社しています。仕事は19:00までですが、早く終わったら帰っていいので、すぐ帰ってきて自分の時間です。またランニングしたり、筋トレしたり。毎日自分の時間が十分あって、仕事もプライベートもすごく充実しています。働く場所によって考え方も行動も変わるんだなって実感しています。

児童デイサービスの言語聴覚士はとてもニーズが高い仕事

――言語聴覚士としてまはろではどんなお仕事をしていますか?

子どもたちの発音指導や一人ひとりに適した食事の形態の提案、絵カードを使った理解力・語彙力向上のトレーニング、知能訓練など、児童一人ひとりに合わせて幅広く行っています。

――子どもたちの可能性を広げる上でとても重要なお仕事ですね。

児童デイでの言語聴覚士のニーズはとても高いと思います。「リハビリをしてほしい」「自主トレのやり方を教えてほしい」といった要望もたくさんいただきます。今は言語聴覚士が少ないので、十分リハビリができないことがあるのが悩みです。

――人手不足で十分リハビリができないということですか?

それもありますし、子どもたちの特性もあります。病院では一人の患者さんに毎日1時間の訓練をしていました。でもまはろでは一人1回20分です。子どもたちの集中力が持たないし、病院の患者さんと違って「治したい」という目的意識を持っていないのでなかなか成果が出にくいです。それに今は私一人で児童30人を担当しているので、2週間に1回しか訓練の時間がありません。もっと言語聴覚士が来てくれたらいいなぁと思います。

――言語聴覚士があまり集まらないのはやはり給与が低いというイメージのせいでしょうか?

そうだと思います。医療専門職の中では児童デイってあまり印象が良くありません。でもまはろは病院と比べて給与に大きな差はありません。ボーナスはちょっと差がありますが、その分書類仕事などの負担は少ないし、生活の質を上げるなら絶対児童デイで働いた方がいいと思います。

言語聴覚士だからできることを療育に活かしていきたい

――ライフデザインは「福祉のスタンダードを変革する」というビジョンを掲げていますが、松田さんはどのように感じていますか。

いい取り組みだなと思います。ちょうど会社から給料が上がる、同性パートナーを配偶者として福利厚生の対象にする、夏休み休暇をつくるといった発表があったところなんですが、そういう風にスタッフの声を聞いて動いてくれる会社です。臨機応変に対応してくれて、いい方向に行っているなぁと思います。

――松田さんは会社に対して「こうしてほしい」と思うことはありますか?

スタッフの人数を増やしてほしいです。言語聴覚士を増やしてほしいのもありますが、今はスタッフが足りない日は私も療育に入っています。スタッフ全体の人数がもっと増えたら言語聴覚士の仕事に集中できるので、もっと児童のリハビリの成果を上げられると思います。リハビリの部屋も増やしてほしいです!

――言語聴覚士の仕事に誇りを持っていることが伝わってきます。これからの夢や目標はありますか?

記憶障害の検査や知能検査などの検査数を増やして、子どもたちの「今できること・できないこと」を明確に把握して療育に活かせるようになりたいです。児童デイのスタッフは子どもたち一人ひとりの特性を知ってはいるんですが、検査でわかることってたくさんあるので、その子本来の実力を把握して各事業所に伝えればもっと療育が変わるかなと思います。

それから、行政にも児童デイでの検査を認めてほしい。今はまはろで検査しても市役所には「また病院で検査してください」と言われます。学校とまはろでは検査結果をシェアしているんですが、行政にも認めてもらえるようになったらもっと子どもたちの未来を広げていけると思います。

――最後にお聞きします。まはろで働いていて楽しいですか?

楽しいです!毎日仕事に行くと、子どもたちから元気をもらいます。まはろで働き始めてから、落ち込むことがまったくないです!

毎日6:00に起きて英語の勉強をしているという松田さんは、来年カナダに1年間ワーキングホリデーに行くそうだ。「会社にも認めてもらっています」という通り、ライフデザインに籍を置いたまま旅立つ予定だ。自分の時間がたっぷりできて、スタッフの夢を後押ししてくれる会社だからこそ安心してやりたいことにチャレンジできるのだろう。言語聴覚士としても、ますます活躍することを期待したい。

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